ユニ・チャームが紙おむつの定額使い放題サービスを開始、保育園向けのサブスクリプション


保育園向けの紙おむつの定額使い放題サービス

紙おむつなど衛生用品の大手メーカーであるユニ・チャームが、保育園で乳幼児が使う紙おむつを定額で使い放題にするサービスを開始しました。

ユニ・チャームによれば、メーカーによる乳幼児用の紙おむつの定額使い放題サービス導入は初とのこと。
保護者が保育園におむつを持参する必要がなくなるというメリットは、需要が高いと判断。
保育士の人材サービスを提供している大阪の企業と提携して、保育園向けの紙おむつサブスクリプションを実現しました。

気になる月額は、週5日登園で0歳児が3240円、1歳児が3024円、2歳児が2700円。
おむつのサイズは5種類を用意、乳幼児にそれぞれの月齢や体格に合ったサイズを着用できます。

既に今年初めから本格展開を始め、導入先は13都府県の100箇所近くに上っており、普及が加速しそうです。

紙おむつの定額使い放題サービスのメリット

まず多くの保育園では、保護者は子供が保育園で使用する紙おむつを、毎日持参する必要があります。
子供のお迎え時に保育園のロッカーに残っている紙おむつの残数を毎日確認して、翌日登園バッグに入れて持参、補充します。

そしてその紙おむつは保育園で混同しないように、保護者がおむつ1個1個に自分の子供の名前をマジックで手書きしたり、はんこを押したりして明記しなければいけません。
このように保育園に子供を通わせている両親は、共働きで忙しい中で、保育園へ持参する紙オムツの準備にはとても手間が掛かっていました。

また一部の保育園によっては、子どもが使ったおむつを保護者が持ち帰らなければいけない園もあります。
持ち帰りの理由として、使用済みの紙おむつは家庭に持ち帰って家庭廃棄物として処分すれば無料ですが、 保育園で処分すると「事業系一般廃棄物(事業系ごみ)」となり保育園側で処理費用が発生してしまうからです。
また保護者が子供の排泄物を確認して健康状態を把握してほしい、という保育園側の目的で使用済み紙おむつを持ち帰りにしている園もあります。

しかし使用済みの紙おむつを持ち帰るのは、なかなか一苦労です。
保護者は通園バックに使用済みの紙おむつを入れて持ち帰りますが、おしっこやうんちを吸収したおむつは数枚でも重く、特に夏場は蒸れて臭いが漏れたりもします。
保護者はその通園バッグを持ったまま、交通機関を利用したり、帰宅途中に買い物に寄らなくてはいけない場合も多くあるのです。

今回のユニ・チャームの保育園向けの紙おむつサブスクリプションサービス開始により、保護者側の多くの手間を省き、負担を減らすことが出来ます。

保育園側にももちろんメリットがあります。
保育士は紙おむつに書いてある名前をチェックして履かせる手間がなくなりますし、残数も気にせずにおむつ交換することができます。

紙おむつの定額使い放題サービスのデメリット

一方で月齢の小さい赤ちゃんや子供は病気をもらいやすいこともあり、体調を崩してしまうと登園できない日が多くなってしまう月もあります。

これは定額サービスのデメリットですが、紙おむつの使用量が少ない月は割高感を感じてしまうかもしれません。
登園日数が一定の日数に満たなかった場合などは、定額料の割引があるとより良いサービスになるかもしれません。

しかし保育園へ持参する紙おむつを準備する手間暇を考えると、価格的にも割に合うサービスなのではないでしょうか?

子供が減ってきている昨今、保護者の利便性を向上させることが、保育園の差別化と利用者の確保、そしてサービスの需要拡大に繋がりそうです。